更年期の自律神経失調症④
では、中国足心道では、どう対処するのでしょうか?
結論から言うと、非常によく聞きます。通常よりずっと早く更年期障害を終わらせ、正常な状態に持っていくことができるのです。
中国足心道においても、医師が勧める運動療法やホルモン療法によく似た原理で更年期障害が治っていくものです。ただ、やり方が全然違います。これを説明しましょう。
まず、卵巣の反射区が重点となります。

図13のように、卵巣の反射区は踵(かかと)部分と踝(くるぶし)部分の2か所がありますが、特によく効くのは踵(かかと)の部分の反射区です。ここを刺激することによって、卵巣が刺激されます。人によっては生理が復活するほど、強い反応が出る反射区なのです。
いままで停止していた卵巣機能がある程度ながら復活しますと、女性ホルモンが分泌されるようになります。
そう、先ほどのホルモン投与と同じ原理です。それによって視床下部が、緊張状態から解き放たれ、いっきに正常化へと向かうわけです。
しかし、いかに中国足心道と言えども、閉経する年齢に達した女性の卵巣をいつまでも活性化させておくわけにはいきません。自然の摂理に反してしまいます。
また、不可逆的な停止状態になっている卵巣の場合も、復活させることはできません。
この反射区だけでは、やはり限界があるということです。
しかし、うまくいきますと、持続性はともかく速効性がありますので、治療に当たってはまず、この反射区を重点の第一とします。
※続きはまた明日!