利休七則⑤ 刻限は早めに【時間に余裕を持つ】
こんばんは。本日の利休七則5つ目「刻限は早めに」についてお話しします。
まず刻限というのは定められた時刻という意味なので、「刻限は早めに」を今風に言い換えますと「時間に余裕を持つ」ということになります。
千利休は「時間への意識にゆとりを持ち、焦りがなくなることで、心に余裕がでてくる」を伝えているのです。
私は前職の時に先輩や上司から「5分前行動」を指導されました。これは物事の予定時刻の5分前には、それを行う場所に赴いて、定時に物事が始められるように準備を整えておくことで、時間厳守の精神を身につけることや余裕を持って物事に取り掛かるなどを目的としたものです。これは「刻限は早めに」と同じ意味だと思います。
前前々回にお話しした「炭は湯の沸くように置き」は、“気持ち”に余裕を持つことでしたが、今回の「刻限は早めに」は“時間”に余裕を持つこと、どちらも共通することが「余裕を持つこと」です。
今の私は、前職の影響なのか「刻限は早めに」は身に付いていると思ってます。予約が入れば、早め早めの行動で時間に余裕を持って事前準備を入念に行っていますし、そのおかげで気持ちに余裕を持ってお客様の施術を行っていると思っています。
「刻限は早めに」は、「5分前行動」と同様、これからも私の心の糧にしていきます。