利休七則④ 夏は涼しく冬は暖かに【空調の目的は健康かつ快適に過ごさせること】
おはようございます。本日は。利休七則4つ目「夏は涼しく冬暖かに」についてお話し致します。
これは簡単に言うと「心地よさをつくりましょう」ということです。
千利休の時代は、今と違って「空調」はありませんでした。そのため、夏に打ち水をしたり、冬には炉を切って炭を焚いたりするなどして、千利休は季節感を演出したり、客が快適に過ごせるような工夫を凝らしたそうです。相手を思いやる気配りがあってこそできることです。
しかし、現在はエアコンや暖房などがある時代です。お客様を施術する上での「空調」は大切なことの一つです。空調の目的は、そこにいる人が健康かつ快適に過ごせるようにすることです。
当院は、暖房設備はパネルヒーターです。寒さが厳しい日はファンヒーターをプラスしたダブル効果で快適な室内温度にしていますので、冬期間の暖房は特に問題はないと思います。あと冬期間で気を付けなくてはならないのは乾燥ですので、加湿器を使用して乾燥対策を徹底したいと思います。
今年の夏、私は扇風機で乗り切る予定でいました。しかし今年の北海道の夏は皆様ご存じのとおり猛暑で、扇風機だけでは快適な室温を維持することができませんでした。結果的にエアコンは購入しましたが、みんな考えることが同じで、「今までの北海道の夏ではなくなっている」「北海道の夏が本州なみになっている」などと感じた北海道民の多くがエアコンを買ったと聞いています。そのためエアコンが家に届いたのが注文してから約1カ月かかり、9月初日にようやくエアコンが届き設置しました。やはりエアコンの涼しさは違いますね。扇風機と比較して涼しさの質が違います。7月下旬から8月末までの猛暑の時期に来られたお客様には、扇風機をフルパワーにして施術しましたが、暑い室内で不快な思いをさせてしまったと申し訳なく思っております。この場を借りて心よりお詫びいたします。来年の夏は心地よい快適な室温で施術することができますので、またのご来店を心よりお待ちしております。
千利休は、「相手のことを考え工夫を凝らして創り出す心地よさの重要性」とか「相手を想う心でもてなす。五感を使って工夫すること」などを「夏は涼しく冬暖かに」から説いているのだと思いますが、私はこの言葉どおり心地よい空間をお客様に提供していきたいと考えています。