茶道の「もてなす」精神
おはようございます。ホームページにも載せていますが、私は趣味のひとつが茶道です。平成19年に習い始めてから15年ほどになりますが、その間も仕事が忙しくお稽古にいけなくなったり、コロナでお稽古も中止になったりと正直私自身の稽古は進んでいませんが、辞めようという考えはないので、今後も焦らずのんびりと進めていこうと思っています。
私は「足揉みと整体 光幸庵」を開業するにあたりホームページを作成しましたが、ご覧のとおり緑色を主とした色使いで作成しています。これは茶道の「侘び・寂び」を意識しています。茶道では、簡素な趣や年月を経た落ち着いた風情、寂しさを美しいと感じる心の動きを「侘び・寂び」と表現し、その精神性を大切にしています。
茶道とは心を落ち着かせながらお茶を点てて、客人に振る舞う儀式と言われてます。ただお茶を飲むだけでなく、おもてなしの精神や侘び・寂びなど、美しい心得を感じられる日本の伝統文化です。
今でこそお茶は、女性のたしなみのように思われていますが、元々は戦国武将の間で広まったものです。殺るか殺られるかの殺伐した戦国時代の世界では現代社会の比ではないと思います。四畳半くらいの広さの狭い空間で、沈黙を基調とした濃厚なコミュニケーションが結ばれていたのです。
現代に通ずる茶道を完成させたのは皆様もご存じの千利休です。千利休が“大事”としたのは、お点前の上手い下手とか道具の善し悪しではなく、根本にあったのは「人をもてなす」という心であることを私は学びました。気配りを極めることが「茶の湯」の中心であるとのことです。
今年の6月7日に開業したばかりの「足揉みと整体 光幸庵」、私が過去に患った病気の経験から「ストレスで弱っている人や困っている人を助けて元気になってもらいたい」という思いで、「足揉み」と「整体」の2つの手技法をマスターしました。そして営業していく上での大切なこととして、私は茶道の稽古を通して習った「人をもてなす」という精神でお客様に施術していく所存です。
明日からは、私が習った茶道(裏千家)の精神的な教えのいくつかを皆様にご紹介したいと思います。